東遊とは?
あずまあそび
東遊とは、日本固有の雅楽の一形式で、東国(関東・東北地方)起源の歌と舞を組み合わせた宮廷芸能です。
東遊(あずまあそび)は、日本の雅楽のなかでも「国風歌舞(くにぶりのうたまい)」に分類される古代の宮廷芸能です。大陸から伝来した唐楽・高麗楽と異なり、日本古来の歌と舞を基盤としており、「和風」の雅楽として位置づけられています。
東遊の起源は奈良時代から平安時代初期にさかのぼるとされています。伝説では、神武天皇の時代や静岡・三保の松原など東国の地に由来する歌舞が宮廷に取り入れられたと伝わります。「駿河舞(するがまい)」とも呼ばれることがあり、駿河国(現在の静岡県)の民間芸能が起源の一つとの説もあります。
東遊の主な特徴は以下の通りです。
- 和琴(わごん)・和笛(やまとぶえ)・笏拍子(しゃくびょうし)など純和風の楽器を使用する
- 歌は和歌に基づく日本語の歌詞をもつ
- 舞人は白い装束を着用し、優雅で静かな舞を披露する
- 現在でも熱田神宮・春日大社・賀茂神社などの神事で奉納される
東遊は日本の神道儀礼と深く結びついており、神社の重要な祭礼で奉納される格式高い芸能として現代まで受け継がれています。
使い方・例文
熱田神宮や春日大社などの大祭で奉納される場面が有名で、古代の宮廷文化を研究する際にも必ず取り上げられます。
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