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印刀とは?

いんとう

印刀(いんとう)とは、篆刻(てんこく)で印材に文字を彫るときに使う専用の刀のことです。

印刀は、石や木・象牙などの印材篆書体の文字を刻むための刃物で、篆刻の制作において欠かせない道具です。刀身は鋼製で、断面が平ら(平刀)または半円形(丸刀)など形状にいくつかの種類があり、用途や彫り方によって使い分けられます。

代表的な技法は以下の二種類です。

  • 切刀法(きりとうほう):刀を立てて引くように彫る方法。線が鋭くシャープな印象になります。
  • 衝刀法(しょうとうほう):刀を押し込むように前方へ突いて彫る方法。勢いのある野趣豊かな線が出せます。

刀の持ち方・角度・力の入れ方によって線の太細・深浅が変わるため、使いこなすには長期間の練習が必要とされます。また刃こぼれを防ぐため、硬い石材を彫る前には研ぎ直しが欠かせません。

篆刻は中国から伝わった伝統芸術であり、印刀はその技法を支える核心的な道具として、書道・篆刻を趣味とする愛好家から芸術家まで広く用いられています。現代では日本製・中国製さまざまな規格の印刀が市販されており、刃幅や柄の太さで使い心地が異なります。

使い方・例文

「彫り始めは細い印刀で輪郭を入れ、仕上げに幅広の印刀で面を整えた」のように、篆刻作業の中で道具として具体的に言及される場面で登場します。

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