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前房出血とは?

ぜんぼうしゅっけつ

眼球内の角膜と虹彩の間の空間(前房)に血液が溜まる状態で、多くは眼への外傷が原因です。

前房出血(ぜんぼうしゅっけつ)とは、角膜と虹彩・水晶体の間にある前房と呼ばれる空間に血液が流れ込み溜まった状態をいいます。出血量が多いと肉眼でも目の中に赤い層が見えます。

原因として最も多いのは眼球への直接的な外力による鈍的眼外傷です(ボールや拳による衝撃など)。それ以外にも以下の原因があります。

  • 眼内手術・レーザー治療後の合併症
  • 虹彩の新生血管糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症などに続発)
  • 血液凝固障害・抗凝固薬の影響
  • 虹彩毛様体炎などの炎症

症状は出血量によって異なり、少量では視力への影響が軽微なこともありますが、多量では著しい視力低下を来します。また、出血により眼圧が上昇して緑内障様の状態になる危険があります。再出血は受傷後3〜5日ごろに起こりやすく、初回より重症化することが多いため注意が必要です。

治療は安静・眼圧管理が基本です。多くの場合、血液は自然に吸収されますが、眼圧上昇が持続する場合や吸収が遅い場合は手術(前房洗浄)が行われることもあります。

使い方・例文

スポーツ中にボールが目に当たった後に視力が急に落ちた場合、前房出血が起きていないかを眼科で緊急検査します。

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