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前小口とは?

まえこぐち

小口とは、本を閉じた状態で右側(背の反対側)に当たる小口のことで、読者がページをめくるときに指を当てる部分です。

小口(まえこぐち)とは、製本された書籍において、背(とじ部分)の反対側に位置する端面のことです。本を閉じて立てた状態で右側に見える部分にあたり、読者がページをめくる際に指を触れる場所でもあります。

書籍の小口は大きく3種類に分類されます。

  • 前小口(天地に対し右側の端面)
  • 天(本の上端)
  • 地(本の下端)
このうち前小口は最も目に入りやすく、手に触れる頻度も高い部分です。

前小口には、装飾が施される場合があります。天金(てんきん)小口染めと呼ばれる加工では、金箔を押したり色を塗ったりして美観を高めると同時に、ほこりや湿気の侵入を防ぐ保護機能も持たせます。また、辞典や手帳などでは前小口部分を段階的に削ってインデックスを設ける「つまみ(親指インデックス)」加工が施されることもあります。

古書や美術書の世界では、前小口の状態(傷・汚れ・変色の有無)が書籍の保存状態を評価する際の重要な指標にもなります。本の構造を理解する上で欠かせない用語のひとつです。

使い方・例文

古本を購入する際に「前小口に薄いシミあり」と状態説明が記されていることがある。これは背の反対側の端面(前小口)の状態を示しており、本の保存状態を判断する手がかりとなる。

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