天金とは?
てんきん
天金とは、書籍や手帳の小口(ページの断面)上部に金箔や金粉を施した装飾技法のことで、高級感を演出します。
天金(てんきん)とは、製本された書籍・手帳・聖書などの小口(こぐち)と呼ばれるページの断面部分のうち、天(てん=本の上端部分)に金色の加工を施した装飾製本技法のことです。英語では「gilt top」または「top-edge gilding」と呼ばれます。
製本の世界では、本の三方向の小口を指す言葉として「天(上)」「地(下)」「前小口(前)」という用語が使われます。このうち上部の「天」の断面に金箔または金粉を貼り付け・研磨して仕上げたものが天金です。三方向すべてに金加工を施したものは「三方金(さんぽうきん)」と呼ばれ、さらに高級な仕上げとして扱われます。
天金加工の主な目的と特徴は以下の通りです。
- 装飾的な美しさにより書籍の格調と高級感を高める
- 断面を保護しほこりや汚れが付着しにくくなる
- ページが波打ちにくく、本の保存性が向上するとされる
- 聖書・辞書・手帳・記念品など、特別な書籍に多用される
製法としては、ページを揃えた状態でクランプで固定し、断面を平滑に研磨した後に金箔を貼り付けて磨き上げます。かつては手作業で行われていましたが、現代では機械化された工程も多くなっています。贈り物や記念品として選ばれる手帳・ノート・聖書などに今も多く見られる伝統的な技法です。
使い方・例文
高級手帳や革装聖書を手に取ったとき、本の上端がきらりと光る金色に仕上げられていれば、それが天金加工です。
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