分離不安とは?
ぶんりふあん
分離不安とは、愛着を持つ人物や場所から離れることへの強い恐怖・不安のことで、特に子どもに多く見られる心理状態です。
分離不安(ぶんりふあん・英:separation anxiety)とは、主な愛着対象(親・養育者・パートナーなど)から離れることに対して感じる強い不安・恐怖の状態を指します。乳幼児期には生後6か月〜3歳ごろに自然な発達的反応として現れ、これ自体は正常な愛着形成の一部です。
しかし年齢不相応に長期間続いたり、日常生活(登校・就業・社会参加)を著しく妨げるほどの苦痛が生じる場合は、分離不安症(DSM-5の診断基準)として臨床的に扱われます。
主な症状には次のものが挙げられます。
- 愛着対象と離れるときの過度の不安・泣き・しがみつき。
- 愛着対象に何か悪いことが起きるのではないかという持続的な心配。
- ひとりでの就寝や、家から離れることへの強い拒否。
- 身体症状(頭痛・腹痛・吐き気)の訴え。
治療には認知行動療法・段階的曝露療法・家族療法などが用いられます。大人でも愛着障害や過去のトラウマが背景にある場合に分離不安が現れることがあり、成人の分離不安症も近年注目されています。
使い方・例文
幼稚園の登園時に毎朝泣いて親から離れられない子どもや、パートナーが外出するたびに連絡を何度もしてしまう大人の行動が、分離不安の具体的な場面として挙げられます。
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