再給電方式とは?
さいきゅうでんほうしき
再給電方式とは、電力系統の混雑を解消するために、複数の発電所の出力を調整して送電線の負荷を分散させる電力系統運用の手法です。
再給電方式(リディスパッチング)とは、送電線の容量限界による系統混雑を解消するために、系統運用者が発電機の出力を増減させて電流の流れを調整する手法です。ある発電所の出力を増やす一方で別の発電所を絞ることで、混雑箇所への潮流を物理的に変化させます。
電力系統では、発電所の立地と需要地が離れていることが多く、特定の送電線に電流が集中して容量を超える「系統混雑」が生じることがあります。再給電方式はこの問題に対し、市場の約定結果を運用段階で修正する形で対応します。
具体的な流れは以下の通りです。
- 系統運用者が混雑区間と潮流の状況を把握する
- 混雑上流側の発電機出力を下げ、下流側を増やすよう指示する
- 変更に伴うコスト差は系統利用者が精算する
再給電方式は欧州の電力市場で広く採用されており、日本でも電力自由化・系統整備の文脈で注目されています。再生可能エネルギーの大量導入に伴い系統混雑が増す中、コスト効率よく運用安定性を保つ手段として重要性が増しています。
使い方・例文
太陽光発電が集中する地域で送電線が混雑した際、系統運用者が近隣の火力発電を一時的に出力調整して混雑を解消する場面で再給電方式が使われます。
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