先天性風疹症候群とは?
せんてんせいふうしんしょうこうぐん
先天性風疹症候群とは、妊娠中に母親が風疹に感染することで胎児に引き起こされる、難聴・心疾患・白内障などの先天性障害のことです。
先天性風疹症候群(Congenital Rubella Syndrome、略称CRS)は、妊娠中、特に妊娠初期(妊娠12週以内)に母親が風疹ウイルスに感染した場合に、胎盤を通じてウイルスが胎児に移行し、出生後にさまざまな障害を引き起こす疾患です。
主な症状は以下の3つが「古典的三徴」として知られています。
これらに加えて、精神発達遅滞、小頭症、低出生体重、肝脾腫なども見られることがあります。感染時期が早いほど胎児への影響は大きく、妊娠8週以内の感染では90%以上の確率で何らかの異常が生じるとされています。
現在、先天性風疹症候群の予防には風疹ワクチン(MRワクチン)の接種が最も有効な手段です。日本では乳幼児期の定期接種が行われていますが、過去のワクチン接種機会が少なかった世代の男性などを中心に抗体保有率が低いケースがあり、社会全体での免疫を高めることが重要です。妊娠を希望する女性は、妊娠前に抗体検査と必要に応じたワクチン接種を受けることが推奨されています。
使い方・例文
妊娠初期に風疹への感染が確認された場合、先天性風疹症候群のリスクを評価するために産科医や専門医との相談が必要となります。
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