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偏西風帯とは?

へんせいふうたい

偏西風帯とは、中緯度地域において一年中西から東へ向けて吹き続ける風が卓越する大気の帯のことです。

偏西風帯(へんせいふうたい)とは、南北半球の中緯度(おおよそ緯度30度〜60度付近)において、対流圏内で一年を通じて西方から東方へと卓越して吹く風(偏西風)が支配する大気の領域を指します。

偏西風が生まれる仕組みは、熱帯域と極域の温度差(温度傾度)によって生じる圧力差と、地球の自転によるコリオリ力の組み合わせで説明されます。赤道付近で温められた空気が上昇・極方向へ移動する過程で、コリオリ力によって北半球では右向き(西から東)に偏向されることで偏西風が形成されます。

偏西風帯の特徴と影響は以下の通りです。

  • ジェット気流:偏西風帯の上部(対流圏上層)では特に風速が大きい「ジェット気流」が形成され、航空機の飛行時間に大きく影響する。
  • 気象系の東進:低気圧・高気圧・前線などの気象システムは偏西風に流され、西から東へ移動する。
  • 日本の天気:日本は偏西風帯の下に位置するため、天気が西から変わりやすいという特徴がある。

偏西風帯の蛇行(大きなうねりを描いて南北に波打つこと)は、日本を含む中緯度地域の長期的な気象変動(寒波や猛暑の持続など)と深く関係しており、気象予報や気候研究においても重要な概念です。

使い方・例文

日本の天気予報で「西から雨雲が近づいています」とよく言うのは、日本が偏西風帯の影響を受けており、気象システムが西から東へ流れやすいためです。

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