伯耆国とは?
ほうきのくに
伯耆国とは、現在の鳥取県西部にあたる令制国で、山陰道に属し、大山(だいせん)を有する自然豊かな地域として古代から知られていました。
伯耆国(ほうきのくに)は、日本の令制国の一つで、現在の鳥取県の西部にほぼ相当する地域です。山陰道に属し、因幡国・出雲国・備後国・備中国などに隣接していました。「伯耆」という名称の語源については諸説あり、古代の豪族名や地名に由来するとされています。
伯耆国の中心的存在として知られるのが、中国地方最高峰の大山(だいせん、標高約1,729メートル)です。古代より山岳信仰の聖地として崇められ、大山寺(だいせんじ)を中心とした一大霊場として栄えました。大山は「伯耆富士」とも呼ばれ、出雲大社とともに山陰を代表する景勝地です。
古代には国府が現在の倉吉市付近に置かれたとされており、一宮は倭文神社(しとりじんじゃ)です。農業・漁業・たたら製鉄(砂鉄を用いた伝統的な製鉄法)が盛んな地域でもあり、出雲国とともに「たたら」文化の重要な担い手でした。
中世には山名氏・尼子氏・毛利氏などの有力武将が争奪を繰り広げ、戦国時代の激戦地の一つとなりました。江戸時代には鳥取藩(池田氏)の支配下に入り、近代には鳥取県の一部として現在に至ります。伯耆の名は「伯耆大山」など観光・地名表現として現代でも使われ続けています。
使い方・例文
鳥取県の観光案内や山陰地方の歴史を紹介する文脈で「伯耆国の霊山・大山」「伯耆のたたら製鉄」として登場する地名です。
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