出雲国とは?
いずものくに
出雲国とは、現在の島根県東部に相当する律令国で、出雲大社や古事記・日本書紀に描かれた神話の舞台として知られます。
出雲国(いずものくに)は、律令制のもとで山陰道に属した国で、現在の島根県の東部(旧出雲・旧意宇郡周辺)に相当します。国府は現在の松江市付近に置かれていたとされます。
出雲国は古代日本の神話において特別な地位を占めています。『古事記』『日本書紀』には大国主命(おおくにぬしのみこと)による「国作り」の舞台として出雲が繰り返し登場し、八百万の神々が毎年十月に集まる「神議(かみはかり)」の場とされています(このため旧暦十月を他の地域では「神無月」、出雲では「神在月」と呼びます)。
出雲大社(杵築大社)は縁結びの神として名高い大国主命を主祭神とし、日本最古の神社の一つとして全国から参拝者を集めています。本殿は大社造りと呼ばれる古式の建築様式を持ち、高さ・規模ともに格式の高さを示しています。
歴史的には出雲国造(くにのみやつこ)という世襲制の神職が国の祭祀を担い、中央政権に対しても強い独自性を保ちました。中世・近世には尼子氏・毛利氏の領域争いの舞台ともなりました。廃藩置県後は島根県に統合されましたが、「出雲」という地名は現在も広く使われています。
使い方・例文
「縁結びや神話の世界に関心を持つ人々が出雲国(現在の島根県東部)を訪れ、出雲大社に参拝する」のような文脈で登場します。
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