本文へスキップ

因幡国とは?

いなばのくに

因幡国とは、現在鳥取県東部にあたる旧令制国で、「因幡の白兎」の神話で広く知られる山陰地方の要地です。

因幡国(いなばのくに)は、日本の令制国の一つで、山陰道に属していました。現在鳥取県東部(鳥取市・岩美郡・八頭郡などを含む地域)にほぼ相当します。「因州(いんしゅう)」とも呼ばれます。

因幡国が最も広く知られているのは、『古事記』や『日本書紀』に記された「因幡の白兎」の神話によるものです。大国主命(おおくにぬしのみこと)が白兎を助けるという物語は日本神話の中でも親しみやすいエピソードとして教科書にも取り上げられています。白兎神話の舞台となった白兎海岸(鳥取市)には白兎神社があり、現在も多くの参拝者が訪れます。

国府は現在の鳥取市付近に置かれており、山陰道の重要拠点として機能していました。中世には山名氏が守護として勢力を持ち、戦国時代には毛利氏と尼子氏の争いの舞台となりました。豊臣秀吉による「鳥取の渇え殺し」(1581年)は兵糧攻めの戦術として歴史上有名な出来事であり、鳥取城(因幡国の拠点)での籠城戦はその舞台です。

近世には鳥取藩(池田氏)が因幡国の大半を支配し、現在の鳥取県の基礎となる行政・文化の枠組みが形成されました。

使い方・例文

「因幡の白兎」は小学校の国語や社会の授業で登場するほか、鳥取県の観光・PR文脈でも「因幡」という名称が頻繁に使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語