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仕舞とは?

しまい

仕舞とは、能の一場面を囃子なしで謡だけを伴奏に紋付袴姿で舞う、簡略形式の演能です。

仕舞(しまい)は、能楽の演目の一部または全部を、装束・仮面・囃子(楽器)を省略し、地謡(じうたい)の謡のみを伴奏として舞う簡略上演の形式です。演者は紋付羽織袴という稽古着または略礼装で舞台に立ちます。

通常の能が装束・面・囃子・舞台装置をすべて整えて数時間に及ぶのに対し、仕舞は数分から十数分程度で完結します。そのため能楽会や祝賀の席でのお披露目、あるいは稽古の発表として広く行われています。

仕舞の主な特徴は以下の通りです。

  • 装束・面を用いないため、演者の身体表現がより直接的に伝わる
  • 謡の謡い手(地謡)との一体感が特に重視される
  • 初心者から名人まで同じ舞台に立てる間口の広さがある
  • 素謡(すうたい)と組み合わせて催されることも多い

仕舞は能楽の稽古体系の中でも重要な位置を占め、能楽師は基本的な所作を仕舞の形で繰り返し稽古することで技を磨きます。また一般の愛好家(謡曲・仕舞の愛好者)にも広く開放された形式であり、伝統芸能の裾野を広げる役割を果たしています。

使い方・例文

能楽の発表会では、弟子たちが師匠と一緒に仕舞を披露し、日頃の稽古の成果を客前で示します。

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