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人工内耳埋め込み術とは?

じんこうないじうめこみじゅつ

人工内耳埋め込み術とは、高度難聴や全聾の患者に対し、蝸牛に電極を埋め込んで電気信号で聴神経を直接刺激し、音の聴取を可能にする手術です。

人工内耳埋め込み術(人工内耳手術)は、補聴器では十分な効果が得られない高度・重度難聴の患者に対して行われる外科手術です。通常の聴覚では、音が蝸牛の有毛細胞振動させ、それが聴神経へ伝わります。しかし有毛細胞が損傷・消失している場合はこの経路が断たれます。人工内耳はマイクで収集した音を音声処理装置でデジタル処理し、蝸牛内に挿入した電極アレイから直接聴神経を電気刺激することで「音が聞こえる」感覚を生み出します。

機器は体外部品(マイク・スピーチプロセッサー・送信コイル)と体内部品(受信装置・電極アレイ)で構成されます。手術の流れは以下のとおりです。

  1. 全身麻酔下で耳の後ろを切開し、側頭骨を削って受信装置を固定する空間を作る
  2. 乳突削開術・後鼓室開放術を経て蝸牛窓から電極アレイを蝸牛内に挿入する
  3. 閉創後、約1か月の回復期間を経て体外機器を装着・調整(マッピング)する

先天性難聴の小児では早期装用(1〜2歳頃)が言語習得に大きく影響するため、対象判定と早期手術が推奨されます。成人の後天性難聴にも適応があり、リハビリを経て多くの患者が電話や会話を理解できるようになります。

使い方・例文

先天性感音難聴のある乳幼児や、突発性難聴・加齢性難聴が進行した成人が補聴器での改善が見込めない場合に、専門医療機関での適応評価を経て手術が行われます。

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