五度圏とは?
ごどけん
五度圏とは、12の音を完全5度ずつ積み上げていくと一周する円環として表した図で、調の関係性や転調を視覚的に理解するための音楽理論のツールです。
五度圏(ごどけん、Circle of Fifths)は、西洋音楽の12の音名・調を、完全5度の音程関係に従って時計回りに並べた円形の図表です。音楽理論の学習や作曲・編曲において、調の関係・転調・コード進行を直感的に把握するための基本ツールとして広く用いられています。
五度圏の構造は次のとおりです。
- 時計回りに進むごとに完全5度上(シャープが1つずつ増加)の調へ移動する
- 反時計回りに進むごとに完全4度上(フラットが1つずつ増加)の調へ移動する
- 外側に長調、内側に対応する平行短調を配置することが多い
- 12時位置にハ長調(調号なし)を置き、右回りにト長調→ニ長調と続く
五度圏の活用場面は多岐にわたります。調号(シャープ・フラットの数)を確認する、近親調(隣接する調)への転調を考える、ダイアトニックコードのII-V-I進行がどの方向に動くかを確認するなど、初心者から上級者まで日常的に参照する図です。
また、ジャズや現代ポップスにおけるコード進行では「五度圏を時計回りに移動するコード進行」が非常に自然に聴こえるという性質があり、実践的な作曲・編曲にも直接役立てられています。音楽理論の入門書には必ず掲載される概念です。
使い方・例文
「この曲はハ長調からト長調に転調している」と気づいたとき、五度圏を見ると両調が隣接していて近親調であることが一目でわかります。
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