完全5度とは?
かんぜんごど
完全5度とは、ある音から数えて7半音上の音程のことで、澄んだ響きと安定感を持つ音楽の基本的な音程関係です。
完全5度(かんぜんごど、英:perfect fifth)とは、半音7つ分(全音3つ半)の幅を持つ音程のことです。ドとソ、レとラ、ミとシのような関係がこれにあたります。「完全」という名称は、長・短の区別がなく、ただ1種類の「完全」な状態のみが存在することを示しています。
音響学的な根拠
完全5度は振動数の比が2:3(正確には約1.498:1)という単純な整数比に近く、非常に自然に調和する音程です。弦楽器のオープン弦(開放弦)は完全5度で調律されており(バイオリンはG・D・A・E)、この音程の重要性は古代ギリシャのピタゴラスがすでに数学的に説明していました。
音楽理論における役割
完全5度は以下の場面で中心的な役割を果たします。
- 三和音・四和音の骨格音(根音と第5音)
- 調性の確立(主音と属音の関係)
- 5度圏(circle of fifths)の基礎
- モーダル音楽・グレゴリオ聖歌での安定した音響
- 平行5度(禁じ手)の禁止規則の由来
完全5度の空虚な響きは中世音楽で多用され、現代ではパワーコードとしてロックギターの基本奏法にもなっています。
使い方・例文
ギターのパワーコード(例:5フレットのAパワーコード)は完全5度の2音だけで構成されており、エレキギターの歪みサウンドで太く力強い響きを生み出すために使われます。
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