完全五度とは?
かんぜんごど
完全五度とは、半音7つ分の幅を持つ最も安定した音程の一つで、和声や調性音楽の基盤となる重要な音楽理論の概念です。
完全五度とは、二つの音の間が半音7つ分(7半音)の距離にある音程のことです。音楽理論で「完全(パーフェクト)」と呼ばれる音程は、純粋で安定した響きを持つとされており、完全五度はその代表格です。
ドとソ、レとラ、ミとシなどが完全五度の関係にあたります。二音の振動数比がほぼ3対2になるため、倍音が自然に重なり合い、協和感が強く濁りのない響きを生み出します。
完全五度が音楽においてとりわけ重要な理由は次の通りです。
- 長調・短調のスケール(音階)は完全五度の積み重ね(五度圏)を基礎として構成される
- 和声進行(コード進行)でドミナント→トニックの関係は完全五度下行で表される
- パワーコード(ロック・ポップでよく使われる)は根音と完全五度音だけで成り立つ
- 調律理論においても純正律や平均律の基準となる音程である
西洋音楽史においても、中世の並行五度唱法(オルガヌム)から近代の機能和声まで、完全五度は常に中心的な役割を担ってきました。音楽を深く理解するための最重要音程の一つです。
使い方・例文
ギターのパワーコード(5コード)はまさに完全五度の音程だけで構成されており、ロックやメタルで力強くシンプルな響きを生むために多用されます。また、オーケストラのチューニング時にも基準として用いられます。
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