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倍音列とは?

ばいおんれつ

倍音列とは、ある基本音の周波数の整数倍に並ぶ一連の音のことで、楽器の音色や和声の基礎をなす重要な概念です。

倍音列(はいおんれつ)とは、基本となる音(基音)の周波数を1倍として、その2倍・3倍・4倍…と整数倍に並ぶ音の系列を指します。これらの音はそれぞれ「第2倍音」「第3倍音」と呼ばれ、自然界の振動する物体が生み出す物理的な現象です。

例えば、基音がA(ラ、440Hz)の場合、第2倍音は880Hz(1オクターブ上のA)、第3倍音は1320Hz(さらに上のE)となります。このように整数倍の周波数は、西洋音楽の音程体系(オクターブ・5度・3度など)と深く結びついており、和音が「心地よく響く」理由も倍音列の一致・近接によって説明されます。

楽器の音色(ティンバー)の違いも、どの倍音がどの強さで含まれるかによって生まれます。バイオリンやトランペット、人間の声など、同じ音程でも楽器ごとに響きが異なるのは、倍音の構成比が異なるからです。

作曲・編曲・音響設計において、倍音列の理解は和音の選び方や楽器の配置、チューニング理論(純正律と平均律の差異など)を考える際の基盤となります。自然倍音を活かした演奏技法(フラジオレット奏法など)も倍音列の応用です。

使い方・例文

弦楽器で軽く弦に触れて鳴らす「フラジオレット」は倍音列の特定の音を取り出す技法で、音楽理論や音響学の授業でもこの概念が頻繁に登場します。

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