乾燥帯とは?
かんそうたい
乾燥帯とは、降水量が少なく蒸発量が降水量を大幅に上回る、砂漠やステップが広がる気候帯です。
乾燥帯とは、年間降水量が極めて少なく、蒸発散量が降水量を上回る気候帯のことです。ドイツの気候学者ケッペンの気候区分では「B気候」に分類され、さらに砂漠気候(BW)とステップ気候(BS)に細分されます。
砂漠気候(BW)は年降水量が約250mm未満の極度に乾燥した地域で、サハラ砂漠・アラビア半島・ゴビ砂漠などが代表例です。昼夜の気温差が激しく、植生はほとんど見られません。ステップ気候(BS)は年降水量が250〜500mm程度で、丈の短い草が生育する草原(ステップ)が広がります。中央アジアや北アメリカのグレートプレーンズなどが該当します。
乾燥帯は赤道低圧帯の影響を受けにくい亜熱帯高圧帯(北緯・南緯20〜30度付近)と、内陸部の隔海度(海から遠い)が主な成因です。この気候帯では農業には灌漑が不可欠であり、オアシス農業や遊牧が伝統的な生活スタイルとして発達してきました。
近年は地球温暖化の影響で砂漠化が進む地域も増えており、乾燥帯の拡大は食糧問題や難民問題とも深く関わっています。
使い方・例文
「乾燥帯に位置するエジプトでは、ナイル川沿いの灌漑農業が古代から行われてきた」のように使います。
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