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乾燥処置とは?

かんそうしょち

乾燥処置とは、水損した資料・文書を迅速に乾燥させ、カビや劣化から守るための応急保存処置です。

乾燥処置とは、水害・漏水・消火活動などで水濡れ被害を受けた図書・文書・写真・フィルムなどの資料に対して、カビ発生や紙の劣化を防ぐために速やかに水分を除去する応急処置のことです。

濡れた資料は48〜72時間以内にカビが発生し始めるため、迅速な対応が求められます。乾燥方法には、

  • 自然乾燥:資料を広げて通気のよい場所に置く最も基本的な方法
  • 冷凍保存:すぐに乾燥できない場合に時間を稼ぐため資料を冷凍する方法
  • 真空凍結乾燥:冷凍した資料を真空状態で乾燥させる専門的処置で、損傷が少ない
があります。

乾燥処置の際は資料の種類によって扱いが異なり、コーティング紙はページ同士が融着しやすいため特に注意が必要です。また、処置の前後に資料の状態を記録しておくことが、保険申請や保存処置の記録として重要です。

図書館・アーカイブズでは、水損対応のマニュアルを整備し、スタッフが訓練を受けておくことが災害対策の基本とされています。

使い方・例文

台風による浸水で濡れた市史の冊子を、カビ発生を防ぐためただちに乾燥処置として冷凍保存し、後日専門業者による真空凍結乾燥に引き渡した。

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