上生菓子とは?
じょうなまがし
上生菓子とは、茶道の席で供される高級和菓子で、季節の自然や風物を精巧な細工で表現した芸術性の高いお菓子です。
上生菓子(じょうなまがし)とは、茶道の濃茶の席や格式ある贈り物に用いられる、最高級の生菓子を指します。「上」の字は品質・技術ともに最上であることを示し、職人が一個一個手仕事で仕上げるのが基本です。
上生菓子の素材には、こし餡・白餡・きんとん・練り切り・ぎゅうひ・琥珀(寒天)などが使われます。これらを組み合わせて、春の桜・夏の朝顔・秋の紅葉・冬の雪景色といった四季折々の情景を、菓子の形・色・質感で表現します。
代表的な技法と種類は以下のとおりです。
- 練り切り:白餡に求肥を混ぜてこねた生地を着色・造形する
- きんとん:こし餡をそぼろ状にして表面に貼り付け、草花や雪を表す
- 薯蕷(じょうよ)まんじゅう:山芋を使った白くきめ細かい皮のまんじゅう
- 外郎(ういろう)製:米粉と砂糖を蒸した生地を使ったもの
茶道では、濃茶を飲む前に上生菓子を口にする作法があります。茶の苦みと菓子の甘みが互いを引き立て合うとされるためです。上生菓子は単なる食べ物を超えた「食べる芸術」として、日本の美意識と職人技が凝縮された存在です。
使い方・例文
茶会の席で「雪うさぎ」をかたどった上生菓子が出され、客は鑑賞してから静かに口にします。
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