ヴァスラフ・ニジンスキーとは?
う゛ぁすらふにじんすきー
ヴァスラフ・ニジンスキーとは、20世紀初頭に活躍したロシア出身のバレエダンサー・振付家で、「神の踊り」と称された伝説的な存在です。
ヴァスラフ・ニジンスキー(1889〜1950年)は、帝政ロシア時代のキエフ(現ウクライナ)に生まれたバレエダンサーおよび振付家です。サンクトペテルブルクの帝国バレエ学校で学び、類まれな跳躍力と表現力で頭角を現しました。
1909年にセルゲイ・ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)に加わり、ヨーロッパ中でその名を知らしめます。「牧神の午後」「春の祭典」「薔薇の精」などの作品で主演・振付を担当し、当時の古典的なバレエの様式を大きく変革しました。とりわけ「春の祭典」(1913年初演)はストラヴィンスキーの前衛音楽とともに観客を驚かせ、初演時に騒動が起きたことでも知られます。
ニジンスキーの振付は以下の点で革新的でした。
- 内股や曲げた膝など、従来のバレエ美学と異なる身体表現
- 原始的・異教的なテーマの大胆な採用
- 音楽とリズムの関係を根本から問い直す構造
しかし1919年ごろから精神疾患(統合失調症とみられる)の症状が現れ、わずか10年足らずの舞台キャリアを終えます。彼の短い活動期間にもかかわらず、現代バレエと舞台芸術の方向性に決定的な影響を与えた存在として今も高く評価されています。
使い方・例文
「バレエの歴史を語るとき、ニジンスキーの名前は欠かせない」というように、20世紀バレエ革命の象徴的人物として引用されます。また「春の祭典」の初演時の騒動を説明する文脈でも頻繁に登場します。
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