ロングショア・ドリフトとは?
ろんぐしょあどりふと
ロングショア・ドリフトとは、波が斜めに海岸に打ち寄せることで砂や礫が海岸線に沿って一方向に運ばれていく地形プロセスです。
ロングショア・ドリフト(沿岸漂砂・岸流漂砂)とは、波が海岸に対して斜めに打ち寄せ、引いていく際に砂・礫・貝殻などの堆積物が海岸線に沿って一定方向に移動する地形プロセスです。「沿岸漂砂」や「漂砂漂流」とも呼ばれます。
仕組みは次のとおりです。波が斜めに打ち上がると(斜め上昇流=スワッシュ)、砂などが波の進行方向に沿って海岸を斜めに移動します。波が引くとき(バックウォッシュ)は重力の影響で砂が海岸に対して垂直方向に戻ります。この繰り返しによって砂などが少しずつジグザグに移動し、全体として海岸線に沿った一方向の移動が生まれます。
ロングショア・ドリフトがもたらす地形的影響には次のものがあります。
- 砂州や砂嘴(さし)の形成:砂が堆積してできる細長い地形
- ラグーン(潟)の形成
- 港や防波堤の一方に砂が堆積し、もう一方が侵食される問題
- 砂浜の消失や形状変化
この現象は海岸工学・地形学・環境保護の分野で重要視されており、海岸侵食対策の設計や自然海岸の保全計画において欠かせない概念です。
使い方・例文
砂浜の端に設置された防波堤の片側だけに砂が堆積し、反対側の砂浜が消えていく現象はロングショア・ドリフトの典型的な例として地理の教科書に登場します。
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