ロス海とは?
ろすかい
ロス海とは、南極大陸のロス棚氷に面する南極海最大の海湾で、世界有数の清澄な海域です。
ロス海は、南極大陸に深く切り込んだ南極海最大の縁海で、南極圏の南緯72度付近まで達しています。西側をビクトリアランド、東側をルーズベルト島とマリー・バード・ランドに挟まれ、南端には世界最大の棚氷であるロス棚氷が広がります。面積はおよそ96万平方キロメートルです。
名称は19世紀のイギリス人探検家ジェームズ・クラーク・ロスにちなんでいます。彼は1841年にこの海域を探検し、その後の南極探検の拠点としても重要な役割を担いました。アーネスト・シャクルトンやロバート・スコットなど多くの探検家がロス海を経由して内陸を目指しました。
ロス海は「地球上で最もよく保護された海」のひとつとされており、以下の点で学術的・生態的価値が高い海域です。
- クジラ、アザラシ、ペンギン、海鳥など多様な生物が生息する
- 人間活動の影響が比較的少なく、生態系が原始的な状態に近い
- 2016年に国際合意により広大な海洋保護区が設定された
- 海洋酸性化や気候変動の研究対象として重要な観測ポイント
南極研究の拠点としてアメリカのマクマード基地やニュージーランドのスコット基地が海岸沿いに設置されており、現在も多くの科学調査が行われています。
使い方・例文
ロス海は南極探検の歴史や海洋生物の多様性、海洋保護区の事例として地理・理科・環境の授業で紹介されることが多い海域です。
この用語をシェア
最終更新: