本文へスキップ

ロジェ・マルタン・デュ・ガールとは?

ろじぇまるたんでゅがーる

ロジェ・マルタン・デュ・ガールは20世紀フランスの小説家で、大河小説『チボー家の人々』によって1937年にノーベル文学賞を受賞しました。

ロジェ・マルタン・デュ・ガール(Roger Martin du Gard、1881〜1958年)は、パリ近郊のヌイイ=シュル=セーヌに生まれたフランス小説家です。古文書学校で中世写本研究を学んだ経歴を持ち、その実証的・客観的な姿勢は後の文学活動にも色濃く反映されました。

主著は大河小説『チボー家の人々』(Les Thibault、全8部、1922〜1940年)です。ブルジョワ家庭の兄弟の対照的な人生を軸に、第一次世界大戦前後のフランス社会と人間の内面を克明に描いたこの作品は、20世紀フランス文学の金字塔とも称されます。スウェーデン・アカデミーはその「芸術的活力と真実」を称えてノーベル文学賞を授与しました。

マルタン・デュ・ガールは親友アンドレ・ジッドとの長い交流でも知られており、両者の書簡集は文学史的にも重要な資料となっています。平和主義の信条を強く持ち、戦争への批判と個人の自由への希求が作品の底流を貫いています。

寡作で知られ、著作の数は多くありませんが、一作一作への徹底した取り組みが評価されています。

使い方・例文

ノーベル文学賞やフランス文学の大河小説を話題にする際、あるいは「20世紀前半の欧州知識人と戦争」をテーマにした講義や読書会でこの名前が登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語