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レム睡眠行動異常症とは?

れむすいみんこうどういじょうしょう

レム睡眠行動異常症とは、夢の内容に合わせて寝ている間に大声を上げたり体を動かしたりする睡眠障害です。

レム睡眠行動異常症(REM sleep behavior disorder、RBD)は、レム睡眠中に本来は起こるはずの「筋肉の弛緩(睡眠麻痺)」が失われ、夢の内容に沿った行動が実際の体の動きとして現れてしまう睡眠障害です。

通常のレム睡眠では、夢を見ていても脳幹からの抑制信号によって筋肉が弛緩し、体は動かないようになっています。しかしRBDでは脳幹の筋肉抑制機構に障害が生じ、夢の中での動作がそのまま体に現れます。その結果、眠ったまま叫ぶ・殴る・蹴る・ベッドから飛び出すなどの行動が起き、本人や同室者が怪我をする危険もあります。

RBDの主な特徴は以下のとおりです。

  • 主に中高年の男性に多く見られる(発症年齢は50〜60歳代が多い)
  • 夢は追いかけられる・戦う・逃げるなど活動的・攻撃的な内容が多い
  • 目が覚めると夢をはっきり覚えていることが多い
  • 症状は週数回から毎晩まで頻度はさまざま

特に重要な点として、RBDはパーキンソン病・レビー小体型認知症・多系統萎縮症といったαシヌクレインタンパクが関わる神経変性疾患の前駆症状であることが多く、RBD発症者の相当割合が数年〜十数年後にこれらの疾患を発症することが研究で示されています。このため、RBDの診断後は神経内科での定期的なフォローアップが推奨されます。治療にはクロナゼパムやメラトニンが用いられることが多く、就寝環境の安全対策も重要です。

使い方・例文

夫が眠りながら突然叫び、腕を振り回して同室者を誤って叩いてしまう出来事が繰り返される場合、レム睡眠行動異常症が疑われ、睡眠専門外来での検査が勧められます。

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