リンゲルマン効果とは?
りんげるまんこうか
「効果」の用語まとめを見るリンゲルマン効果とは、集団の人数が増えるほど一人ひとりの努力量や貢献度が低下していく社会心理学的な現象です。
リンゲルマン効果とは、集団の規模が大きくなるほど、個人の発揮する力や貢献度が低下するという現象です。フランスの農業工学者マクシミリアン・リンゲルマンが19世紀末に行ったロープ引き実験によって初めて実証的に示されました。
リンゲルマンの実験では、一人で綱を引くときと複数人で引くときの力の大きさを測定しました。その結果、人数が増えるにつれて一人あたりの発揮する力の割合が下がることが確認されました。たとえば8人で綱を引いた場合、全員が全力を出せば一人のときの8倍の力が出るはずですが、実際にはそれを大きく下回る結果が得られました。
この現象が起きる背景には、次のような要因があります。
- 「自分一人が手を抜いても全体には影響しないだろう」という意識
- 個人の貢献が評価されにくくなることへの動機低下
- 責任の拡散・分散(誰かがやるだろうという心理)
- 集団内でのコーディネーション(調整)の失敗
この現象は「社会的手抜き(ソーシャルローフィング)」とも関連しており、組織マネジメントや教育の場で重要視されています。個人の貢献を明確にする役割分担や評価の仕組みを整えることが、リンゲルマン効果を軽減する有効な対策とされています。
使い方・例文
会議で発言者が少なく特定の人ばかりが話す場面や、グループ課題で一部のメンバーに負担が集中する場面は、リンゲルマン効果が働いている例といえます。
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