リミッタ回路とは?
りみったかいろ
リミッタ回路とは、電気信号の振幅を一定の上限・下限に制限する電子回路のことです。
リミッタ回路(Limiter Circuit)とは、入力された電圧や電流の信号が設定したしきい値を超えないように振幅を「クリップ(切り取り)」する電子回路です。しきい値を超えた部分は一定のレベルに抑えられ、それ以下の部分は元の信号のまま通過させます。
動作原理としては、ダイオードの非線形特性やトランジスタの飽和・遮断特性を利用して実現することが多く、上限だけを制限する正側クリッパ、下限だけを制限する負側クリッパ、両方向を制限する両側リミッタなど、さまざまな形式があります。ツェナーダイオードを用いると、精度の高い電圧基準でのリミット動作が得られます。
代表的な用途には以下のものがあります。
- アンプやスピーカーへの過大電圧入力を防ぐ保護回路
- 通信システムでの振幅一定化によるノイズ除去
- ADコンバータへの入力保護
- FMラジオの復調前段での振幅制限
リミッタ回路は波形整形にも利用され、正弦波から方形波への変換など信号処理の基礎を担います。過電圧保護の観点からも半導体回路設計において不可欠な要素です。
使い方・例文
マイクからの音声信号が突発的に大きくなったとき、リミッタ回路を通すことでアンプやスピーカーへのダメージを防ぎ、音声品質を安定させます。
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