リストレットとは?
りすとれっと
リストレットとは、通常のエスプレッソよりも少ない湯量で抽出した、濃縮された小さなコーヒーのことです。
リストレット(Ristretto)はイタリア語で「制限された」「絞った」を意味し、エスプレッソと同量のコーヒー粉から通常の半量前後のお湯で抽出した濃縮コーヒーです。一般的なエスプレッソが30ml前後であるのに対し、リストレットは15〜20ml程度の非常に少ない抽出量となります。
抽出時間はエスプレッソよりも短く、15〜20秒程度で切り上げるのが基本です。この短い抽出時間の間に取り出せる成分は主に甘みや酸味を担う物質であり、苦みや渋みをもたらすカフェイン・タンニン類は後半に多く溶け出すため、リストレットはエスプレッソよりも苦みが少なく、甘くてとろみのある風味に仕上がります。カフェイン量もエスプレッソより少なくなる傾向があります。
逆に、エスプレッソより多い湯量で引き続き抽出したものは「ルンゴ(lungo)」と呼ばれ、三者は同一粉量で湯量と時間を変えたバリエーションとして位置づけられます。
本場イタリアではエスプレッソよりもリストレットを好む層も多く、コーヒーの本質的な甘みとコクを最短時間で引き出した「究極の一杯」とも評されます。スペシャルティコーヒーの文化が広まるにつれ、日本でも専門カフェを中心に提供されるようになっています。
使い方・例文
イタリアのバールで「ウン・リストレット、ペルファヴォーレ(リストレットを一杯ください)」と注文すると、極少量の濃密なコーヒーが提供されます。ラテアートのベースにも使われることがあります。
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