ランシング=石井協定とは?
らんしんぐいしいきょうてい
ランシング=石井協定とは、1917年に日本とアメリカの間で結ばれた外交協定で、中国における日本の特殊権益をアメリカが認める代わりに、日本が中国の門戸開放・領土保全を尊重することを約束したものです。
ランシング=石井協定(Lansing-Ishii Agreement)とは、1917年11月2日に日本の特命全権大使・石井菊次郎とアメリカ国務長官ロバート・ランシングの間で交わされた書簡形式の外交協定です。
第一次世界大戦中、日本はヨーロッパ列強がアジアから手を引いている間に中国への影響力を拡大し、1915年には「二十一か条の要求」を中国に突きつけていました。これに対してアメリカは警戒を強めており、日米間の緊張が高まっていました。こうした状況を緩和し、同盟国として協調関係を維持するために交渉が行われました。
協定の主な内容は次のとおりです。
- アメリカは中国における日本の「特殊の利益」(地理的に接近していることによる利益)を認める
- 日本は中国の門戸開放・機会均等・領土保全の原則を尊重することを確認する
1921〜22年のワシントン会議で中国をめぐる国際秩序が再編されると、ランシング=石井協定は1923年に廃棄されました。この協定は第一次世界大戦期における日米外交の妥協と限界を示す歴史的事例として位置づけられています。
使い方・例文
近代史の試験で「第一次世界大戦中に日米間で結ばれた、中国での日本の特殊権益に関する協定は何か」と問われれば、ランシング=石井協定が答えです。
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