ランゲルハンス島とは?
らんげるはんすとう
ランゲルハンス島とは、膵臓内に散在するホルモン分泌細胞の集まりで、インスリンやグルカゴンを産生して血糖値を調節する重要な内分泌組織です。
ランゲルハンス島(膵島)は、膵臓の中に点在する小さな細胞の塊で、19世紀のドイツ人医師パウル・ランゲルハンスが発見したことにちなんで命名されました。膵臓全体に約100万個存在し、膵臓の重量の約1〜2パーセントを占めます。
ランゲルハンス島はいくつかの細胞型から構成されており、それぞれが異なるホルモンを分泌します。
- β(ベータ)細胞:インスリンを分泌し、血糖値を下げる
- α(アルファ)細胞:グルカゴンを分泌し、血糖値を上げる
- δ(デルタ)細胞:ソマトスタチンを分泌し、他のホルモンを調節する
- PP細胞:膵ポリペプチドを分泌する
これらのホルモンが協調して働くことで、食後の血糖上昇や空腹時の血糖低下に対応し、体内の血糖値を一定範囲に保ちます。
糖尿病との関係が深く、1型糖尿病では免疫系がβ細胞を攻撃して破壊するため、インスリンがほとんど分泌されなくなります。2型糖尿病ではβ細胞の機能低下やインスリン抵抗性が問題となります。ランゲルハンス島の移植は1型糖尿病治療の一つとして研究されています。
使い方・例文
医学や生物の授業で膵臓のホルモン調節を学ぶ際に登場し、糖尿病の病態を理解するうえで欠かせない概念として紹介されます。
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