ランキンとは?
らんきん
ランキンとは、絶対温度の単位のひとつで、華氏(ファーレンハイト)目盛りを基準とした絶対温度スケールです。
ランキン(記号:°R または °Ra)は、熱力学的絶対温度のスケールのひとつです。絶対零度(-273.15°C)を基準点(0°R)とし、温度の刻みの大きさを華氏(ファーレンハイト)に合わせたスケールです。
ケルビン(K)がセルシウス(°C)の刻みを用いる絶対温度であるのと同様に、ランキンは華氏の刻みを用いる絶対温度として位置づけられます。換算関係は以下の通りです。
- °R = °F + 459.67
- 1 K = 1.8 °R(ケルビンとの変換)
- 水の氷点:491.67 °R(32°F)
- 水の沸点:671.67 °R(212°F)
単位名は、スコットランドの物理学者・工学者ウィリアム・ジョン・マコーン・ランキン(William John Macquorn Rankine、1820〜1872年)にちなんでいます。彼は熱力学の基礎を確立した人物のひとりであり、熱力学サイクルの「ランキンサイクル」も彼の名を冠しています。
現在、ランキン温度スケールは主にアメリカの工学・熱力学分野の一部で使用されており、国際的にはケルビンが標準です。SI単位系には含まれていません。
使い方・例文
アメリカの熱力学の教科書や工学系の計算で「エンジンの排気温度は1000°Rである」のような形で使われます。
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