ラッセルとは?
らっせる
深い雪の中を踏み固めながら道を切り開いて進む行為で、雪山登山やバックカントリースキーで使われる登山用語です。
ラッセルとは、積雪が深くて歩くのが困難な状況で、先頭の人が雪を踏み固めながら進んでトレースを作ることを指します。英語の「Russell」(雪上を進む意)が由来とされ、日本の登山・スキー界に定着した言葉です。
深雪の中では一歩ごとに膝や腰、ときには胸まで雪に埋まることがあり、非常に体力を消耗します。そのため複数人のパーティでは先頭を交代しながら進む「ラッセル交代」が基本となります。先頭の人が最も疲れるため、体力・技術のある人が担当し、一定の距離または時間で交代します。
ラッセルが必要な場面の主な例は以下の通りです。
- 新雪が積もった後の雪山登山ルート
- 他の登山者がまだ入っていないバックカントリーエリア
- 吹きだまりができた稜線や谷筋
ラッセルの負荷を軽減するためにスノーシュー(西洋かんじき)やスキー板を使うことが有効で、雪面との接触面積を増やすことで沈み込みを抑えられます。冬山登山においてラッセルの技術と体力は重要な要素であり、事前のトレーニングや装備の選択が行動の成否を左右します。
使い方・例文
前夜の降雪で腰まで埋まるほどの深雪となり、4人パーティが交代でラッセルしながらようやく稜線にたどり着きました。
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