ラグサーノとは?
らぐさーの
ラグサーノとは、イタリア・シチリア島原産の塩漬け熟成チーズで、独特の風味と長期保存性が特徴です。
ラグサーノ(Ragusano)は、イタリア・シチリア島南東部のラグーザ県を中心に生産されるDOP(原産地名称保護)認定チーズです。古くから同地域の牧畜文化と結びついており、シチリア島の伝統的な食文化を代表する存在として知られています。
製造にはモディカナ種の牛のミルクが用いられるのが伝統的で、草地での放牧によって生み出されるミルクの豊かな風味がチーズに反映されます。製法は「パスタ・フィラータ」と呼ばれる練り伸ばし技術を使用し、熱を加えながら生地を引き伸ばして形成します。成形後は塩漬けにして長期熟成させます。
外観は直方体に近い長方形ブロック状で、縄で吊るして熟成させるため表面に縄目の跡が残るのが特徴です。熟成期間によって味わいが異なり、若いもの(数か月)はマイルドで弾力があり、長期熟成(1年以上)のものは塩味と旨味が凝縮してシャープな風味になります。
用途としては、若いラグサーノはそのままテーブルチーズとして食べたり、料理に溶かして使います。長期熟成タイプはすりおろしてパスタやリゾットにかけるなど、パルミジャーノに近い使い方もできます。シチリア料理における重要な食材であり、地元の食文化や農業を支える産品として保護されています。
使い方・例文
シチリア料理の専門店では、ラグサーノを薄くスライスしてオリーブオイルと黒胡椒を添えたアンティパストとして提供するほか、すりおろして焼き上げたパスタの仕上げにふりかける使い方も一般的です。
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