ヨルバ族とは?
よるばぞく
「ヨルバ族」とは、ナイジェリア南西部を中心に西アフリカに暮らす民族で、独自の言語・宗教・芸術文化を持つアフリカ最大級の民族集団の一つです。
ヨルバ族(Yoruba)は、主にナイジェリア南西部(ラゴス州・オグン州・オヨ州・オスン州・オンド州など)に居住し、隣国のベナンやトーゴにも分布する西アフリカの主要な民族集団です。人口はナイジェリア国内だけで数千万人に上るとされ、アフリカ最大級の民族の一つです。
ヨルバ語はニジェール・コンゴ語族に属する言語で、声調言語(トーン言語)の一つです。この言語は西アフリカの共通語的な役割を果たすこともあり、現代でも活発に使われています。
ヨルバ族の文化・歴史の主な特徴は以下のとおりです。
- イフェ(Ile-Ife)をヨルバの聖地とする伝承を持ち、かつてオヨ王国などの強大な国家を築いた歴史がある
- ヨルバ宗教(イファ信仰)は独自の神話体系・神々(オリシャ)を持ち、ブラジルのカンドンブレやキューバのサンテリアとして新大陸にも伝わった
- 木彫・ブロンズ鋳造・染色布(アソ・オケ)など、高度な工芸技術を持つ
- 音楽・ファッション・文学など現代文化にも大きな影響を与えている
奴隷貿易の歴史によりヨルバの文化は大西洋を越えてアメリカ大陸にも広がっており、ブラジルやカリブ海地域の宗教・音楽・言語に深い影響を残しています。現在も豊かな文化伝統を保ちながら、グローバルな存在感を持つ民族として知られています。
使い方・例文
世界各地で信仰されるキューバのサンテリアやブラジルのカンドンブレは、ヨルバ族の宗教文化が奴隷貿易を通じてアメリカ大陸に伝わったものとして、文化・宗教の授業で取り上げられる代表的な例です。
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