ユウロピウムとは?
ゆうろぴうむ
ユウロピウムとは、希土類元素(レアアース)の一つで、強い赤色・青色の蛍光特性を持ち、ディスプレイや蛍光灯に欠かせない元素です。
ユウロピウム(Europium)は原子番号63、元素記号Euのランタノイド系列に属する希土類元素です。銀白色の軟らかい金属で、空気中では速やかに酸化されます。名称はヨーロッパ大陸(Europa)にちなんで付けられました。
ユウロピウムの最大の特徴は際立った蛍光特性です。
- Eu³⁺(三価):紫外線照射で鮮明な赤色の蛍光を発する。赤色蛍光体として機能する
- Eu²⁺(二価):青色の蛍光を発する
この特性から、ユウロピウムは以下のような製品・分野で重要な役割を担います。
- カラーテレビ・ブラウン管(CRT):赤色蛍光体としてユウロピウム化合物が用いられ、鮮明な赤色再現を可能にした
- 蛍光灯・白色LED:三波長型蛍光灯の赤色成分、白色LED用蛍光体
- プラズマディスプレイ(PDP):赤色の発光材料
- セキュリティインク:紙幣や証明書の偽造防止蛍光マーキング
また、ユウロピウムは中性子吸収断面積が大きく、原子炉の制御棒材料としても研究されています。産出は中国に集中しており、供給リスクが高いため、代替蛍光体の研究も進んでいます。
使い方・例文
紫外線(ブラックライト)を当てると光るカラフルな蛍光インクや、紙幣に印刷された偽造防止マークには、ユウロピウムを含む蛍光体が使われていることがあります。
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