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蛍光とは?

けいこう

蛍光とは、物質が光(主に紫外線)などのエネルギー吸収し、より長い波長の光として即座に放出する発光現象です。

蛍光(けいこう)とは、物質(蛍光体)が紫外線・可視光・X線などの電磁波を吸収し、吸収した光より長い波長(低いエネルギー)の光を放出する発光現象です。英語では「fluorescence(フルオレッセンス)」と呼ばれ、蛍石(fluorite)を光に当てると発光することが観察されたことからこの名が付きました。

仕組みは量子力学的に説明されます。蛍光物質の分子が光を吸収すると、電子が高エネルギー状態(励起状態)に遷移します。励起状態の電子は非常に短い時間(ナノ秒〜マイクロ秒オーダー)のうちに振動緩和でエネルギーの一部を失い、基底状態に戻る際に残りのエネルギーを光として放出します。この放出光が蛍光です。吸収した光より波長が長くなる(ストークスシフト)ことが蛍光の大きな特徴です。

蛍光は私たちの身近に多く見られます。

  • 蛍光灯:水銀の紫外線発光を蛍光体が可視光に変換
  • 蛍光マーカー・蛍光塗料:紫外線で鮮やかに光る文具・標識
  • 生命科学:GFP(緑色蛍光タンパク質)による細胞内構造の観察
  • 鑑識・偽造防止:紫外線照射による隠しマークの確認

燐光(りんこう)は蛍光と似た現象ですが、発光が長時間持続する点が異なります(夜光塗料など)。蛍光は励起光を消すと即座に発光も止まるのが特徴です。

使い方・例文

ブラックライト(紫外線ランプ)を当てると蛍光マーカーで書いた文字が鮮やかに輝くのが蛍光の典型例です。また細胞生物学の研究では、特定のタンパク質に蛍光分子を結合させて顕微鏡で観察する「蛍光染色」が日常的に使われています。

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最終更新:

同じ読みのことば

「けいこう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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