ヤレ紙とは?
やれがみ
ヤレ紙とは、印刷工程の準備・調整中に生じる不良紙や試し刷り用の紙のことで、正規の製品としては使えない仕損じ紙を指します。
ヤレ紙(やれ紙)とは、印刷工程において機械の立ち上げ・色調整・見当合わせ(版のずれ確認)などの準備段階で生じる印刷ミスや試し刷りの紙のことです。製品として出荷できない「仕損じ紙」の総称であり、印刷業界では古くから使われてきた専門用語です。
ヤレ紙が発生する主な場面は以下の通りです。
- 機械の立ち上げ:印刷機始動直後はインク量・圧力が安定しないため、最初の数十〜数百枚はヤレ紙となる
- 色調整:目標の色濃度に合わせるためインク量を調節する際の試し刷り
- 見当合わせ:多色印刷で各版の位置ずれを確認・修正するための刷り出し
- 機械トラブル:紙詰まりや機械調整の際に生じる不良紙
ヤレ紙の枚数は印刷コストに直結するため、熟練のオペレーターほどヤレを少なく抑える技術が求められます。印刷発注時に部数を指定する際は、この「ヤレ代」として実際の製品数よりも多めに紙を用意するのが一般的です。近年ではデジタル印刷(オンデマンド印刷)の普及により、立ち上げ時のヤレが大幅に削減されるようになっています。再利用可能なヤレ紙は、社内メモ用紙や包み紙として活用されることもあります。
使い方・例文
印刷会社に「1000部」と発注しても、実際には1050枚程度の紙を用意して機械調整に充てる場合があります。この調整用・不良品の紙がヤレ紙にあたり、製品として納品される1000部には含まれません。
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