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ヤブコウジとは?

やぶこうじ

ヤブコウジとは、日本の林床に自生する常緑低木で、冬に赤い実をつけ「十両」とも呼ばれる縁起植物です。

ヤブコウジ(藪柑子、学名: Ardisia japonica)は、サクラソウ科(旧ヤブコウジ科)に属する常緑の小低木で、日本中国朝鮮半島などの温帯アジアに広く分布します。山地や丘陵の林床など、やや湿った半日陰を好み、高さは10〜30センチほどの小型の木本植物です。

ヤブコウジの最も目立つ特徴は、晩秋から冬にかけて葉の陰に実る真っ赤な球形の果実です。センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)とともに縁起植物として知られ、実の数が少ないことから「十両(じゅうりょう)」という別名で親しまれています。お正月の盆栽や寄せ植えにも用いられます。

植物としての特徴をまとめると以下のとおりです。

  • 葉:革質で光沢のある濃緑色、楕円形で縁に細かい鋸歯があります。
  • 花:夏(7〜8月頃)に白〜淡紅色の小さな花を下向きに咲かせます。
  • 果実:秋から冬にかけて赤く熟し、翌年の花が咲くまで残ります。

生薬としても利用されており、根・茎・葉を乾燥させたものは「紫金牛(しきんぎゅう)」と呼ばれ、咳止め・去痰・活血などに用いられる漢方薬として東洋医学に登場します。グラウンドカバーや盆栽・鉢植えとしての観賞価値も高く、園芸の場でも広く栽培されています。

使い方・例文

お正月の縁起飾りとして、ヤブコウジの赤い実をあしらった盆栽が販売されることがあります。林道を歩く際に、地面近くの低い位置に赤い実がなっていたらヤブコウジかもしれません。

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