モリスダンスとは?
もりすだんす
モリスダンスとは、イングランドの民俗舞踊で、スティックや手巾・ベルを用いたグループ演舞として祭礼や祝祭で伝承されてきた伝統舞踊です。
モリスダンス(Morris Dance)は、イングランドに古くから伝わる民俗舞踊の一形式で、男性グループが白いスモック(作業着)やベルを付けた脚当てを身につけ、スティックや白いハンカチを使って踊ることで知られています。15世紀頃には記録が残っており、農業社会における春の豊穣祈願や地域の祭礼と深く結びついた舞踊です。
モリスダンスには地域ごとに異なる流派・スタイルが存在します。
- コッツウォルズ・モリス:最も広く知られる「正統派」とされるスタイル
- ボーダー・モリス:ウェールズ境界地方のスタイル、顔を黒く塗る仮装が特徴
- ノースウェスト・モリス:隊列を組んで行進しながら踊るスタイル
- ロングソード・ダンス:剣を使う変形スタイル(ヨークシャー地方など)
産業革命以降に一時衰退しましたが、19〜20世紀のフォークリバイバル運動(民謡・民俗芸能の復興)によって再評価・普及しました。民族音楽学者セシル・シャープらによる記録と普及活動が大きく貢献しています。
現在も「モリス・フェデレーション」などの団体が中心となり、イギリス各地で愛好グループが活動しています。春の祭りや観光イベントで演じられる光景は、イングランドの伝統文化を象徴するものとして親しまれています。
使い方・例文
イングランドのメーデー(春祭り)でベルを鳴らしながらモリスダンスが披露される場面や、伝統文化フェスティバルで地元の愛好団体が演舞を行う場面で登場します。
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