モナスクス・プルプレウスとは?
もなすくすぷるぷれうす
モナスクス・プルプレウスとは、紅麹(べにこうじ)と呼ばれる赤い色素を生産するカビの一種で、食品や伝統医学に古くから利用されてきた糸状菌です。
モナスクス・プルプレウス(Monascus purpureus)は、アスペルギルス科に属する糸状菌(カビ)の一種で、米や穀物に生育して鮮やかな赤紫色の色素を産生することで知られています。日本語では「紅麹菌」とも呼ばれ、この菌を米に繁殖させたものが「紅麹」です。
紅麹の歴史は中国に始まり、600年以上にわたって食品の着色料・調味料・伝統薬として使用されてきました。モナスクス・プルプレウスが産生する主要成分には以下のものがあります。
- モナコリンK(ロバスタチン):コレステロール合成を阻害するスタチン様物質
- アンカーフラビン・モナスコルブリン:赤色~オレンジ色系の色素成分
- シトリニン:腎毒性が指摘される天然カビ毒(管理が必要)
食品産業では豆腐よう・紹興酒・みそなどの着色・風味付けに用いられ、機能性食品としてコレステロール低下を目的としたサプリメントにも配合されてきました。しかし、シトリニンの混入リスクや、スタチン系薬との相互作用などの安全性問題が指摘されており、各国規制機関が管理基準を設けています。近年は一部の紅麹サプリメントで健康被害が報告され、製品管理と品質保証の重要性が再認識されています。
使い方・例文
モナスクス・プルプレウスは、沖縄の伝統食「豆腐よう」の製造に使われる紅麹の生産菌として、食品科学や微生物学の研究で取り上げられます。サプリメントの成分表示で「紅麹菌」「Monascus purpureus」と記載される場面でも登場します。
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