モグラ科とは?
もぐらか
モグラ科は、地中生活に特化した小型哺乳類のグループで、発達した前肢で土を掘り進む「真のモグラ」を含む分類群です。
モグラ科(学名:Talpidae)は、哺乳綱トガリネズミ形目(または食虫目)に属する科で、モグラ・アズマモグラ・ヒミズなど地中または半地中生活に適応した動物を含みます。ユーラシア・北アメリカ・東アジアに広く分布し、約50〜60種が知られています。
モグラ科の特徴として、次のことが挙げられます。
- 頑丈でシャベル状に発達した前肢と大きな爪をもち、土中のトンネル掘りに特化している
- 目は極めて小さく退化しており(一部の種は皮膚に覆われている)、視覚に代わって触覚・嗅覚が高度に発達している
- 毛が上下どちらにも寝るベルベット状で、前後どちらにも移動しやすい構造になっている
- 体は流線型で、耳介(耳の外側の突出部)がない
日本にはアズマモグラ・コウベモグラ・ヒミズ・ヒメヒミズなどが分布しています。ヒミズとヒメヒミズは半地中性で地表にも出ることがあります。
モグラは農地の土を掘り返すため農業害獣とみなされることもありますが、土を耕して空気を入れたり、害虫の幼虫を食べたりする有益な面もあります。北米に生息するホシバナモグラは鼻先に22本の肉質突起をもつことで有名です。
使い方・例文
庭や畑に謎のトンネル跡や土の盛り上がりが見つかったとき、「モグラ科の仕業では」と話題になります。図鑑や農業の文脈でよく登場する語です。
この用語をシェア
最終更新: