メマンチンとは?
めまんちん
メマンチンとは、アルツハイマー型認知症の中等度から高度の症状に使われるNMDA受容体拮抗薬です。
メマンチンは、脳内の神経伝達物質グルタミン酸のNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)型受容体を阻害する作用を持つ認知症治療薬です。日本では「メマリー」という商品名で知られています。
アルツハイマー病では神経細胞が過剰なグルタミン酸刺激にさらされることで、神経毒性(興奮毒性)が起き、認知機能の低下が進行すると考えられています。メマンチンはNMDA受容体に結合してこの過剰刺激を和らげ、神経細胞死を抑制します。
メマンチンの特徴として以下が挙げられます。
- 中等度〜高度のアルツハイマー型認知症に有効(軽度には推奨されない)
- コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジルなど)と異なる作用機序を持ち、併用が可能
- 認知機能だけでなく、日常生活動作(ADL)や行動・心理症状(BPSD)にも効果が期待される
- 比較的副作用が少ない
副作用として眩暈・頭痛・便秘などが報告されています。認知症の進行を根本的に止める薬ではなく、症状の進行を遅らせたり生活の質を維持したりすることを目的として使用されます。腎機能低下時は用量調整が必要です。
使い方・例文
「アルツハイマー型認知症が中等度まで進行したため、ドネペジルにメマンチンを追加して処方された」のように、認知症の中期〜後期に登場する治療薬です。
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