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ムリダンガムとは?

むりだんがむ

ムリダンガムとは、南インドの古典音楽(カルナータカ音楽)で用いられる両面太鼓で、インド最古の打楽器のひとつとして知られています。

ムリダンガム(Mridangam、またはMrindangam)は、南インドのカルナータカ古典音楽において中心的役割を担う両面打楽器です。サンスクリット語で「ムリダ(土・粘土)」と「アンガ(体・胴)」を合わせた名であり、もともと土で作られていたことに由来するといわれています。現在の楽器は木材の胴に両側から皮を張った構造です。

胴の両面には、それぞれ異なる音域の皮が張られています。

  • 右面(ヴァラントタ):小さめで高音を担当。表面に黒い「シャイ」と呼ばれる混合物(タマリンド・鉄粉など)を塗って音を調整します。
  • 左面(ティャンパイ):大きめで低音を担当。演奏前に水を塗って皮を湿らせ、音程を調整します。
演奏は座奏で、胴を膝の上に横向きに置き、両手の指・手のひら・指先を細かく使い分けます。右面・左面それぞれに多彩な打音(シラバル)があり、その組み合わせで複雑なリズムパターン(タラ)を刻みます。

ムリダンガムはインド音楽の根幹を成す楽器として声楽や管弦の伴奏だけでなく、独奏(タニアヴァルタナム)としても高い芸術性を誇ります。インド各地の寺院音楽にも用いられ、宗教的な意味合いも持ちます。

使い方・例文

南インドのクラシック音楽コンサートで、演奏者が横置きにした大きな太鼓を両手で叩きながら複雑なリズムを刻んでいる場面がムリダンガムの典型的な登場シーンです。

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