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ムアンマル・カダフィとは?

むあんまるかだふぃ

ムアンマル・カダフィとは、1969年のクーデターでリビアの権力を掌握し、約42年間にわたって独自の思想で国を統治した軍人・政治指導者です。

ムアンマル・カダフィ(Muammar Gaddafi、1942〜2011年)は、リビアの軍人・政治指導者です。ベドウィン出身で軍に入り、1969年9月1日に国王イドリース1世を無血クーデターで追放してリビアの実権を握りました。

カダフィは「緑の書(Al-Kitab al-Akhdar)」と呼ばれる独自の政治理論書を著し、資本主義でも共産主義でもない「第三普遍理論」を標榜する「ジャマーヒーリーヤ(大衆の国家)」体制を構築しました。石油収入を財源に教育・医療の無償化などを推進する一方で、反体制派への弾圧や反西側・反イスラエル外交で国際社会と対立しました。

カダフィ体制の主な特徴は以下のとおりです。

  • 石油収入の国有化を断行し、外国石油会社を排除。収益を国内開発に充てた。
  • 1988年のロッカービー航空機爆破事件への関与が疑われ、国連制裁を受けた。
  • 2003年に大量破壊兵器開発計画を放棄して欧米との関係を部分的に改善した。
  • 汎アフリカ主義を掲げ、アフリカ連合(AU)設立を積極的に支援した。

2010年末に始まったアラブの春の波が波及すると反政府運動が拡大し、NATOの空爆支援を受けた反体制勢力との内戦に突入。2011年10月、故郷のシルテ近郊で拘束され死亡しました。42年に及ぶ長期独裁の終焉は、リビアの政治混乱の新たな出発点ともなりました。

使い方・例文

国際政治の文脈でカダフィの名は、欧米との対立・テロ支援疑惑・アラブの春による政権崩壊の事例として引き合いに出されます。

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