ミトラダテス6世とは?
みとらだてすろくせい
ミトラダテス6世は、ローマ帝国に長年抵抗し続けた古代ポントス王国の王で、毒への耐性を自ら培ったという伝説でも知られています。
ミトラダテス6世(Mithridates VI、紀元前132年頃〜紀元前63年)は、黒海南岸に位置した古代ポントス王国の王で、「ミトラダテス大王」とも呼ばれます。ローマとの長期にわたる戦争を指揮した強力な君主として歴史に記憶されています。
ミトラダテス6世が歴史の表舞台に登場するのは、小アジアへの覇権拡大を図ったローマとの衝突からです。紀元前88年から始まる一連のミトラダテス戦争では、スッラ、ルクッルス、ポンペイウスといったローマの名将を相手に数十年にわたって戦いを続けました。特に紀元前88年にはアジア属州のローマ市民を大量に虐殺した事件(いわゆる「アジアの晩鐘」)でも知られています。
彼の生涯には際立った特徴が伝わっています。
- 毒殺を恐れ、少量の毒を日常的に摂取して耐性を高めた(ミトリダットと呼ばれる解毒薬の伝説の起源)
- 22もの言語を話したとされる卓越した多言語能力
- 複数の文化・民族を束ねた広大な連合を形成しローマに対抗した
最終的にはポンペイウスに敗北し、逃亡先で息子の裏切りに遭い自殺したとされています。毒耐性をつけていたため毒が効かず、従者に剣で刺させたという話が伝わっています。ミトラダテス6世の名は、その後も「毒への耐性」や「強大な敵に抗う者」の象徴として語り継がれています。
使い方・例文
「ミトラダテス6世はローマに対して数十年抵抗し続けた古代最後の大君主のひとりとして、歴史書や古代史の解説でよく登場する」という文脈で言及されます。
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