ミケランジェロ(建築)とは?
みけらんじぇろ
建築家としてのミケランジェロは、サン・ピエトロ大聖堂の設計など、ルネサンス期イタリアの建築史に巨大な足跡を残しました。
ミケランジェロ・ブオナローティ(1475〜1564)は彫刻・絵画で世界的に知られますが、建築家としても当代随一の存在でした。建築を「石の彫刻」と捉え、立体的な量感と人体のような躍動感を建築空間に持ち込んだことが最大の特徴です。
建築家としての代表的な業績には以下があります。
- サン・ピエトロ大聖堂のドーム設計:1547年に72歳で主任建築家に就任し、巨大なドームの基本設計を確立。彼の死後に完成したこのドームはバチカン市国のシンボルとなっています。
- カンピドリオ広場(ローマ):楕円形の石畳と左右対称の宮殿配置からなる都市的広場設計で、遠近法を意図的に操作した革新的な空間構成。
- ラウレンツィアーナ図書館(フィレンツェ):壁龕(かべがん)を逆用した壁面構成や独特の踊り場を持つ階段など、マニエリスム建築の先駆けとなる実験的空間を実現。
ミケランジェロの建築は古典的な規則を意図的に逸脱し、緊張感と情動を空間に吹き込むもので、その後のバロック建築やマニエリスム建築に決定的な影響を与えました。
使い方・例文
「建築家としてのミケランジェロの仕事を語るとき、カンピドリオ広場の楕円形の広場設計は当時の常識を覆す革新的な試みとして必ず言及されます。」
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