ミクロネシア語派とは?
みくろねしあごは
太平洋のミクロネシア地域の島々で話されるオーストロネシア語族の一群で、約十数の言語が含まれます。
ミクロネシア語派(Micronesian languages)は、オーストロネシア語族マレー・ポリネシア語派に属する言語の一群で、太平洋西部のミクロネシア地域に分布しています。チューク語(トラック語)、ポーンペイ語、コスラエ語、マーシャル語、キリバス語(ギルバート語)、ナウル語などが含まれます。
これらの言語は共通の祖語(原ミクロネシア語)から派生したと考えられており、語彙・文法・音韻の面で多くの類似点を持ちます。一般的な特徴として、動詞に豊富な接辞が付く膠着語的性格、数詞の分類詞体系(物の形状などによって数え方が変わる)などがあります。
話者の分布はミクロネシア連邦・マーシャル諸島・キリバス・ナウルなどの島嶼国にまたがっており、それぞれの島国で国語・公用語として機能しています。しかし多くの言語は話者数が数千人〜数万人と少なく、英語や地域共通語への移行も進んでいるため、言語の維持・保存が課題とされています。
言語学的には、ポリネシア語派との近縁関係も指摘されており、「核ミクロネシア語派」と「周辺ミクロネシア語派」に分けて論じられることもあります。ナウル語はミクロネシア語派に含める立場と独立した語派とする立場とで議論があります。
使い方・例文
言語学の講義で太平洋の言語分布を学ぶ際、ミクロネシア語派はオーストロネシア語族の中の一グループとして紹介されます。
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