マールブルグ病とは?
まーるぶるぐびょう
マールブルグ病とは、マールブルグウイルスによる致死率の高い急性出血熱で、エボラ出血熱と同じグループのウイルス感染症です。
マールブルグ病(Marburg disease)は、マールブルグウイルス(Marburg virus)を病原体とするウイルス性出血熱です。エボラウイルスと同じフィロウイルス科に属し、非常に高い致死率を持つ危険なウイルス感染症として知られています。
1967年、ドイツのマールブルクとフランクフルト、ユーゴスラビアのベオグラードで同時に発生したアウトブレイクにより発見・命名されました。アフリカのミドリザルを実験動物として輸入した研究施設の従業員が感染したのが始まりとされています。その後、主にアフリカのウガンダ・アンゴラ・コンゴ民主共和国などで散発的なアウトブレイクが記録されています。
感染経路は、感染した動物(エジプトオオコウモリなどが自然宿主と考えられている)の体液との接触、または感染者の血液・体液との直接接触です。主な症状は以下の経過をたどります。
- 初期:突然の高熱・頭痛・筋肉痛・倦怠感
- 数日後:激しい下痢・嘔吐・腹痛
- 重症期:全身の出血傾向(皮膚・粘膜・内臓からの出血)
- 致死率:アウトブレイクによっては80〜90%に達することもある
現時点では承認されたワクチンや特異的治療薬はなく(研究は進行中)、感染者の隔離と支持療法が中心です。WHOが感染症危機管理の優先対象ウイルスに指定しています。
使い方・例文
感染症の報道や公衆衛生の文脈で「エボラと同種のウイルスによる出血熱が発生した」と伝えられる場合、それがマールブルグ病であることがあります。アフリカでのアウトブレイク時には国際的な感染症対応が発動されます。
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