マルクス・クラッススとは?
まるくすくらっすす
マルクス・クラッススは、古代ローマ共和政末期の政治家・軍人で、カエサルやポンペイウスとともに「第一回三頭政治」を形成し、ローマ随一の富豪としても知られた人物です。
マルクス・リキニウス・クラッスス(Marcus Licinius Crassus、紀元前115年頃〜前53年)は、古代ローマ共和政末期を代表する政治家・軍人・実業家です。スッラの独裁体制下で多数の没収財産を安値で購入し、巨万の富を築いたことで「ローマ一の金持ち」と称されました。
クラッススの富の源泉は多岐にわたりました。
- プロスクリプティオ(公敵宣告)で没収された土地・建物の買い占め
- 奴隷を使った銀鉱山の経営
- ローマ市内での不動産業(火事場買いと再建)
- 奴隷の訓練・貸し出しによる収益
政治的にはカエサル・ポンペイウスとともに紀元前60年に「第一回三頭政治」を結成し、共和政ローマの実権を三者で分け合いました。軍事的野心から紀元前54〜53年にパルティア遠征を敢行しましたが、カッラエの戦いでパルティア軍に大敗し、戦死しました。
クラッススの死は三頭政治の崩壊を招き、やがてカエサルとポンペイウスの内戦につながる歴史的転換点となりました。古代史における「富と権力の結びつき」を象徴する人物として、現代でも頻繁に引用されます。
使い方・例文
「マルクス・クラッスス」は、古代ローマ史の解説や「三頭政治」を説明する教科書・書籍、あるいは歴史上の大富豪を紹介する文脈でよく登場します。
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